PHOTO@つちざわ 2006.1.28更新



場所の記憶と時間をよみがえらせるように。
場所の魅力を最大限に引き出すのも作家の力量ですね。さすがです。真板雅文氏の作品


一歩鏑用水の通りに迷い込むと懐かしい風景がまだあった。


溝口昭彦氏のインスタレーション部分。奥のスクリーンに反対側から映像コラージュが映し出され、明と暗の世界がこの電気店であった空間に紡ぎ出される。よく見るとここの壁や床はこの界隈ではめずらしキュートな感じにも見える。


ここが表口?とは思えないようなこの佇まい。さらにこの奥に意外な出口?につながる。暗闇に頭をぶつけないように。


雲龍庵から東和IC方向の眺め


突如、空き地に出現した透明な家。家の姿をしているのに街を異化するかのように。山内宏泰氏のインスタレーション


ブロック塀から吊るされたコンクリートの彫刻がとても塀と合っているのだ。


猿舘酒店離れはなかなかいい空間だ。外光も遮られ、わずかに放たれた光が黒鉛を照らす。斉藤有道さんの作品。


清水真介さんはとてもものの表面に興味を持っているように感じる。意外と少なかった全天候型の作品だ。


人工の光も自然光も巧みに作品に取り込みながら、作品効果を生み出している。舞良雅子氏のインスタレーション


猿舘酒店さんでの倉重光則氏の展示。倉重氏もインスタレーションなどという言葉が世に出る前からこういう感じ。
やはり手際のよさは、雑多な要素までも瞬時に作品に取り込むだけの場数を感じます。


作者は夜向きの作品としてつくられたようですが、日中もとても鏑神社にマッチしています。夜はこの通り。安食功氏の作品


和紙を線香で焼いたらしいこの作品は藤和の家の障子によく合っている。下河原聡子氏の作品


さすが百瀬さんです。この朽ちた板壁に百瀬カラーを出現させるとは。それもたしか波板にペイント。百瀬寿氏の作品


どこに作品があるのかと、さりげない風景の中に迷い込むとかわいい作品が。門馬優子氏の作品


若江漢字氏のインスタレーション部分。日用品もここでは大事なメッセージとなって緊張感を持った空間を作り上げる。八丁ギャラリーにて。


空間的にはむずかしい。きっと。そんな中に言葉がしっかり定位している。小野英治氏の作品


菅沼緑氏、いや緑さんの作品。ここは昔ながらの商店の佇まい。反対側のガラス戸にカルピスのシールが。こんな風に作品を入れるためにあったかのように。木の作品とよく調和している。


このショットの撮影はQueikoさん(仙台)。懲りずに現地制作を続ける自分が写っています。10月15日


宮城教育大学の一行が三班に分かれてギャラリーツアー。一時は30人以上もの学生さんが一度に訪れた。10月23日


伊藤正氏の作品は実はいろいろな場所にさりげなく、しかし存在感をもって置かれています。とても魅力的な作品です。


地元の人たちでしょうか。こんな風景があちらこちらで見られます。小林志保子さんの平面作品。
スーパーフラットな指向が見え隠れする。


この場所に作品を設置できるようにするまでにどんなにか人手がかかったかと思います。最初の状況知っているので。原田拓氏の作品
開け放した空間が風と共鳴するかのように。




この目立たなさがいいのです。おまけにシェードもじゃまをして。けれど存在しているのです。小野嵜拓哉氏の平面作品
よくみるとうごめくイエローの線。しかし何も見えない。そんな絵画。現在作品替えされています。


展示替えした小野嵜拓哉氏の作品。近づくとはっきり変化がわかるが遠目には同じ。10月23日


石川美奈子氏のインスタレーション。土地の記憶を浮かび上がらせるように。幾何学的な構成は遺伝子構造のようでもある。


お菓子やさんの店頭にも、とってもいい場所に作品が。お菓子のパッケージを素材にしている


会場を急遽壁で二つに仕切り(強制的に?)、しかも入り口に柵まであるこの作品はインパクトあり過ぎです。
どうせなら回転させたい。コバヤシケンジ子氏の作品



ここも猿舘酒店さんの天窓部分。最初はよく気付きませんが、このマーブリング、つながって大きな模様に見えるってことは・・・
加地保夫氏の作品



壁一枚を境に左が杉本みゆき氏、右がコバヤシケンジ子氏作品


佐藤一枝さんのインスタレーション。鉄のフラットバーを効果的に扱っている。人が近づくとセンサーでライトが点灯する。


ギャラリーのような広大な空間に絶妙の間合いを取って杉本みゆき氏の絵画が並ぶ。ここの空間はいかにもギャラリー的。


ふと見上げた二階部分の板壁。不気味です。


この画像で見るよりはるかに朽ちた建物は二階もあるが、床は傾き崩壊寸前か。この空間を手入れせずに(する気にもならないでしょうが)そのまま展示会場にしたキクチジュン氏の写真作品の展示。


きのこや おいよさん とても元気があるきのこやさん。で、作品はどこにあるの?ありました。10月1日雨の夕暮れ


個々の作品もさることながら全体として上手く調和した空間を作っている。藤和の家にて。
左は伊藤暢浩さん?、手前は小原久美子さん、右は川口直子さんの作品



藤和の家の内部。柴田有理さんの作品が見える


デュオ・リュタン演奏会の会場となった浄珠院本堂。この装飾ももう一つのアートといった感じで目に飛び込んだ。


太田代紗希さんの雲龍庵での展示。レトロな会場の雰囲気に不思議な存在感


ギャラリーツアーでの高山氏の展示会場。空間的にも持ち込んだ物量ともに大掛かりなインスタレーション。横に長く奥行きがあるため作家はドラマ性を空間に盛り込んだのかと感じた。タールの匂いで高山作品とすぐわかる。


このショットは6月の第一回現地見学会の時。まだアートの予兆も見えていない。風景ってかわるものですね。


これも作品でしょうか という感じで舘山公園西側にはしかけが。そう言えば鏑八幡神社にも同じものがあったのは偶然ではなさそう。
山本英治氏の作品



数えられそうな数の街の灯り。舘山公園から街を見下ろす。夕闇迫る土沢も格別です。


商店街も心なしかとても明るく見えます。猿舘酒店前



久々に訪れた土沢は町から市に変わっていた。商店街の入り口にあったバー・チェリーの建物がぽっかり空き地になっていた。じわじわと何かが変わろうとしているのだろうか。雪をのせた屋根が寄り添うように佇むこの街も。2006.1.28