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機種としては古いものだが状態は未使用に近い35mm/4×5/ブローニー対応の透過原稿ユニット(エプソンGT70FLU2)を入手。GT−7600Uという前時代のスキャナ本体と組み合わせブローニーフィルム専用スキャナーにする(トホホな大きさとデザインである)。読み込みは思った以上にスムーズであるが、規定のフィルムホルダーでは6×6が一度に一コマしか読めない。フォルダーは自作で二コマ読めるように改造したいと思うが・・。そもそもWin98対応であったのでXP用のドライバーをダウンロードして動くようにするのに実は苦労した。

エプソン透過原稿ユニット(ブローニー対応)でフィルムスキャン。下のプリントをスキャンしたものと比較すると色味と中間の階調が向上したことがわかる。
撮影はAlpenflex使用。岩手県花巻市土沢風景。

・alpenflexでFUJICOLOR PRO400H120という青みが強調されるフィルムで撮影。今回は色味よりもまずはピントの問題が解決しているかのチェックと描写力を見たかった。室内、屋外、近接、遠景等状況を変えて12枚撮影。Photo Plusでの現像プリント結果はピントが改善(距離指標と一致)されたことが確認出来た。デジカメに慣れきっているとカメラ任せになりがちなシャッタースピードと絞り値だが、マニュアルカメラの面白さがこの露出計すらないこの二眼レフではストレートに感じさせられる。まあそのわりにはいいかげんに撮ってしまったが。まだまだこれからテストしたい。そう思えるカメラだと思っている。




上の二点はalpenflexで撮影 プリントをスキャン PRO400H ISO400 FUJICOLOR使用(青味が強い特性)。
フィルムスキャンは手持ちの機材(キャノンスキャンLiDE 600F)では35mmフィルムまでしか対応できなく、ブローニー版の読み取れるスキャナーが急に欲しくなってきた。
35mmフィルム用のマウントで無理やり6×6フィルムの一部を読み取らせたり、これまた古いFOTOVISION FV-10にライトボックスを載せてスキャンしたり(一応は原理的には写るが・・)とやってみたがとてもやってられないのでやはり対応機が欲しい。プリントからではかなりあまい感じになっている。

・alpenflexで撮影した写真の現像プリントが上がってきました。正直難しいという感じです。それはちょこっとレンズまわりを分解組み直した際に、ビューレンズのしめつけがあまかったのかすりガラスに投影された像のピントがうまく実際の撮影に正確に反映されていないような気がするからです。もう一度確認して再度撮影しようと思います。遠景はピントノブを∞にするのできっちり写ってます。想像以上にディテールの描写がされていました。

八陽光学の二眼レフカメラ「アルペンフレックス」(昭和27年あたりの製造か)が届きました。革ケースにイエローフィルター付きです。革のネックストラップもいい感じです。しかし玄関先でリュックを背負おうとした際、そばにあったアルペンフレックスを床に落としてしまいました。しかも金属音ともガラス音ともつかない嫌な音が。試し撮りもしていないのに、あまりの出来ごとに唖然。暫し言葉を失いました。

 革ケースが幸いしました。ダメージはあったでしょうが、これを機会に簡単にばらしながら不具合を調整することにします。前オーナーから但し書きのあったシャッターの粘りは、羽の抵抗ではなくフレームの微妙な歪によることであることがわかりちょいとレバーが触れる部分を修正。どのシャッタースピードでも絞りでも一応は問題なくシャッターが切れるようになりました。そして落下の際に心配したレンズやミラー等は無傷だったので一安心。フィルムを早速購入して充填。ピントが合っているのか、露出にシャッタースピードは勘ですし、これで本当に写っているのか不安ですがデジカメにないルーペを通して構図を決める感覚は当分楽しめそうです。、大人の科学フロク二眼レフカメラとは比べものにならない使いやすさです(笑)。


このページは写真のコーナーではありません。たまたまカメラが一台、二台と増えてきてそのインプレッションが続きましたそして近々二眼レフカメラAlpenflexが届く予定です。
この他のVoiceはこのページ下からどうぞ。

・大人の科学 フロク 35mm二眼レフカメラで撮ったフィルムをやっとPHOTO PLUSに現像に出した。トイカメラであることを告げていたのでかうまくコマの調整をしてもらった気がする(気がするだけか)。プリントで失敗しないように現像だけ。そしてフィルムスキャンでPCに取り込む。結果は全敗ではないけど反省の多い写りであった。思いの外ぶれたり、暗かったり、逆にASA400では屋外の好天時はオーバーになるようで暗めの屋外や室内での人物が結構面白い気がする。




上の三枚の写真はgakken flex ふろくカメラで撮影。


・大人の科学 フロク 35mm二眼レフカメラが静かに注目されているようです。フロクにカメラがついて2,500円は手のとどく価格。検索してみると結構ブログに登場しているようだし売り切れ必至か(二冊目を購入してカスタマイズとか・・)。
このフロクカメラは完成品が付属するのではなくプラモデルのように設計図に従い組み立てねばならない。まあこういう作業は苦手ではないが、一か所ピントレバーを取り付ける際に引っかける小さなバネを勢いよく飛ばしてしまい、そのバネを探すのに倍時間がかかってしまった。
まだフィルムは数枚残っているので結果は確かめていないが、この待ちの感覚も逆に新鮮です。
本体表面にはレザー調のシートを貼り、ファインダーレンズのダイヤルには距離表示を貼り付け少し手を加えてみました。




・最近ハーフカメラであるオリンパスペンFを復活させ持ち歩いている。オリンパスペンFは唯一の一眼レフハーフ版カメラとして登場し、マニアの間では今なおと言うか最近再び人気が沸騰しているようだ。ハーフカメラは35mm一眼レフカメラの進化のの中で完全に忘れられ、デジタルカメラの普及によってフィルムカメラ自体がその座をデジタルに引き渡しつつ、いや完全に移行したことは周知のとおりだ。しかしなぜかハーフカメラに再び意識が向かったのはデジカメが見落としがちだったカメラそのものの唯一性というか個性からなのだろう。30年以上使うことのなかったカメラだったため、古いオリンパスペンF特有のシャッターが時々切れない症状が見られ、今はだましながらレンズを完全にロックさせずに露出の絞りが連動しシャッターが落ちる程度の状態で使っている。いつか状態の更にいいボディーを取り戻したい。とは言ってもフィルムを装填して最初の一本を撮り切るまでには時間がかかり過ぎた。ハーフ版は35mmフィルムの一コマに倍の二コマ記録するため36枚撮りでも入れようものなら72枚撮りになる。現像プリントは面倒であるが、待つ楽しみは時には?新鮮だ。まあ私は、失敗の多いペンFのフィルムを同時プリントする気にはなれずフィルムは現像のみにしてPCでフィルムスキャンをしばらくはしようと考えている。






花巻市東和町土沢風景(OLYMPUS-PEN Fで撮影)