過去のVOICEを見る 2009.10.1‐2010.3.31



2010.3.27 大人の科学 フロク 35mm二眼レフカメラが静かに注目されているようです。フロクにカメラがついて2,500円は手のとどく価格。検索してみると結構ブログに登場しているようだし売り切れ必至か(二冊目を購入してカスタマイズとか・・)。
このフロクカメラは完成品が付属するのではなくプラモデルのように設計図に従い組み立てねばならない。まあこういう作業は苦手ではないが、一か所ピントレバーを取り付ける際に引っかける小さなバネを勢いよく飛ばしてしまい、そのバネを探すのに倍時間がかかってしまった。
まだフィルムは数枚残っているので結果は確かめていないが、この待ちの感覚も逆に新鮮です。
本体表面にはレザー調のシートを貼り、ファインダーレンズのダイヤルには距離表示を貼り付け少し手を加えてみました。

Square Garden−春− 小林志保子 展 花巻市立石鳥谷図書館 春にふさわしい展示だ。そして少しだけ作者とも話をした。春は大きな期待と不安に満ちているものだ。志保子さんの絵からそんなことを感じた。留まってしまうのは面白くない。時間と筆跡を積み重ねていながらどこかで否定している姿が”Square Garden”と重なって思えてくる。

2010.3.21 小原民子「作品展」けやきラウンジ
街かどギャラリー おおつか

2010.3.20 生誕90年 澤田哲郎展|盛岡・シベリア・東京・アメリカ|盛岡市民文化ホール・展示ホール マリオス4階、もりおか啄木・賢治青春館(サムホール作品展示)

2010.3.19 没後400年 特別展 長谷川等伯 秀吉をうならせた桃山の巨匠、等伯。その名品を網羅した、最大にして最上の回顧展(リーフレットより)。 東京国立博物館 平成館 観るために上京したわけではなかったが上野まで15Kという表示を見て車を走らせる。途中3月の大移動の時期とも重なったのか結構な渋滞に会いながらも上野公園口のパーキングにむりやり駐車。都内でもちょっと便利のいい場所だと駐車料金の単位が違う。12分100円とは一瞬高いと思ったがまだましな方だ。長谷川等伯を観るのに50分待ち(実際はそこまでかからなかった)の入り口までの行列を入れても二時間で上野滞在を切り上げられた。作品を観たというより人垣の間から長谷川等伯を確認したという感じであった。分厚いカタログも購入したが、図録よりはるかに目に焼き付けたかすかな記憶の方が優っているのは作品がいかに力を持っているかということだ。気になる作品は最前列で対面できたのが救いか。

2010.3.16 第30回マンガ展 ギャラリー彩園子T

2010.3.10 岩手大学教育学部芸術文化課程造形コース美術選修 卒業制作展 2010 岩手県民会館 展示室1・2

2010.3.6 須田一政塾写真展 水琴窟 ギャラリーla vie ギャラリーla vie 閉廊による最後の展覧会であり15:00からトークイベント
第7回アートフェスタいわて 岩手県立美術館 常設展 岩手県立美術館

2010.2.28 第3回岩手県公会堂アートショウ+ 岩手県公会堂

2010.2.25 2000シリーズ Vol.11 磁気状況・2010 藤原國男×ヨシダヨシノリ ギャラリー彩園子T、U

2010.2.15 第3回岩手県公会堂アートショウ+ 旧石井県令私邸

2010.2.12 小企画展「昆野 恆ー抽象彫刻のパイオニアー」 常設展 日本と海外の近現代コレクションより 宮城県美術館

2010.2.4 2000シリーズVol.11 磁気状況・2010 Part1 三河 渉×浅倉 伸 Gallery彩園子T、U このシリーズも息が長いが、私が出品した頃はまだギャラリーTしかなかった。したがって同一空間でのセッションという感じでそれも面白さがあったが、現在のようにT、Uが独立してあることで、まったく異なる個展形式が可能だ。しかしそこはオーナーによる組み合わせの妙がある。今回もまったく異なる二人の表現でありながら不思議な響き合いがある。Tの空間には浅倉さん。改装して難しくなった?空間にクッショニアシリーズ作品を軽いフットワークで埋め尽くしている様だが、実は一点一点に込められた精神の絡み合いは決して軽くはない。クッションぽい柔らかな立体もいいが絵画のフレームに張られたクッショニア作品も面白い。三河さんは離れたUの空間に今回もプリンを変幻自在に変容させて見せる。壁には実物大のプリンが変容してさまざまな別の食品になり変っている(半プリンだが)様をオブジェにしている。考えてみるにだれがプリンがゼリーになったり豆腐になることを想像するか。そのばからしさが余計にプリンに意識を向けさせ、プリンを考えることですこしだけあたりまえな日常に意識を取り戻すこと・・そんなことを作者は考えているのか。

2010.2.3 先月提出したアート@つちざわカタログ用の文章に修正したい箇所があり美術館にメール。急いで書きすぎた。
街もりおか2月号が出来上がった。

2010.2.1成田へ迎えの用事で水戸経由で千葉へ。前日夕方出発で約460Kの走行距離だが余力を残して水戸泊まり。水戸では水戸芸術館か茨城近代美術館でもと思ったが会期と会期の間でしかも月曜の休館日。ボイスもマグリットも残念。東京へも行けない距離でなかったが、とにかく月曜日は美術館が休館がほとんどで断念。市内のジャズライヴレストラン?B2で昼食。下道で成田を目指す。そして夕刻に成田空港着。休む間もなく帰路へ。つくばまでは下道を走るがなんと次第に雪に。そして常磐道に乗った頃には吹雪になる。水戸−いわきー郡山と本来温暖なはずの場所での悪天候、圧雪路。東北道に乗りやっとアスファルトの路面が見えるように。結局宮城まで雪模様。北に進むほど雪は止み、岩手ではうそのような乾燥路に。結局真夜中に帰宅。昨日から1200K走破。

2010.1.24 高山登展 300本の枕木呼吸する空間 宮城県美術館

2010.1.23 第六回ウラジオストークビジュアルアートビエンナーレ 現代美術部門 岩手参加者3人展 川口直子 出町隼人 大宮政郎 ギャラリーla vie
RIN展 クラムボン
テキスタイル展 ギャラリー彩園子

2010.1.21 立花ハジメ アプリケーション・ツアーをたまたま見つけ購入。15年も前の本だがかえって新鮮かもしれない。立花ハジメのプラスチックスの頃のデザインワークは今も覚えている。JA Library 1高松 伸 1993も見つけ安価に購入。

2010.1.20 Pen NO.260 草間彌生特集を買う。ついでにHYPER REV Vol.147 HONDA BEAT を見つけてしまい買う。ホンダビートは前に書いたOLYMPUS PEN-Fにもどこか共通した印象(単に小さいということだけではなく)があり、プロダクトとしての完成度がいまだにひかれる。ビートも同じく所有しているがメンテナンスはこれから。

2010.1.17 最近ハーフカメラであるオリンパスペンFを復活させ持ち歩いている。オリンパスペンFは唯一の一眼レフハーフ版カメラとして登場し、マニアの間では今なおと言うか最近特に人気が沸騰しているようだ。ハーフカメラは35mm一眼レフカメラの進化のの中で完全に忘れられ、デジタルカメラの普及によってフィルムカメラ自体がその座をデジタルに引き渡しつつ、いや完全に移行したことは周知のとおりだ。しかしなぜかハーフカメラに再び意識が向かったのはデジカメが見落としがちだったカメラそのものの唯一性というか個性からなのだろう。30年以上使うことのなかったカメラだったため、古いオリンパスペンF特有のシャッターが時々切れない症状が見られ、今はだましながらレンズを完全にロックさせずに露出の絞りが連動しシャッターが落ちる程度の状態で使っている。いつか状態の更にいいボディーを取り戻したい。とは言ってもフィルムを装填して最初の一本を撮り切るまでには時間がかかり過ぎた。ハーフ版は35mmフィルムの一コマに倍の二コマ記録するため36枚撮りでも入れようものなら72枚撮りになる。現像プリントは面倒であるが、待つ楽しみは時には?新鮮だ。まあ私は、失敗の多いペンFのフィルムを同時プリントする気にはなれずフィルムは現像のみにしてPCでフィルムスキャンをしばらくはしようと考えている。

2010.1.13 昨年参加したアート@つちざわのカタログに載る原稿を書かねばならない。最初聞いた時は字数が少なくはないなと思ったが、いざ書きだすと、作品について書く前に字数に達してしまいそうだ。

2010.1.10 けやきの会 特別企画NO.8 佐藤清美氏コレクション=作家との出会い=展 けやきラウンジ

2010.1.9 もりおか啄木・賢治青春館 第43回企画展 高橋喜平・雪人/雪の世界展
村上誠 木版画 白黒展 画廊喫茶ママ

2010.1.5 昨年から随分と制作からも離れていたが、久々に再開。まあ今日は放置状態であった下書きまでの作品をもう一度見直すだけですが。そうするとなんでこの場所を描こうとしているのか、なぜこの構図なのかと取り組み始めた最初の衝動が少しずつ変わってきたことに今さらながら考えさせられる。しかし何も考えずに描きつづけるよりも、こうしたインターバルがあることはある意味で再考できいいのかもしれない。そう思って遅れた制作を正当化しようとするのだが・・。

2010.1.1 新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。
冷凍庫に入ったような年明け。昨年はとにかく忙しく(勤務の方ですが)、ここ数年では一番アートに関わる時間の少なかった年でした。今年はどんな年なのか想像ができませんが、今まで出来なかったことが少しでも実現できるよう気持ちだけでも前向きに保ちたいものです。

2009.12.27 沢村澄子 展 岩手県公会堂アートショウ2010 プレイベント Art Show Case 3  書に対する先入観、絵画に対する誤解、さまざまな意味の思い込みと解体とが重なり合う。そういう書を書きつづける沢村さんはやはり面白い。作家は絵を描いているつもりはないと断言するが見る側は勝手に絵に近づけようとしたり、作家の意識を探ろうと努める。作家は「遠近法って何ですか?」とはぐらかす。装置としての書とも見えてきた。書として存在させるものは何なのか・・私にはそのことの方が興味深い。

2009.12.26 山内正宣展 ギャラリーla vie

2009.12.25 相変わらず時間のない暮らしの中、今年一年を振り返ると、アートつちざわに関われた時間だけが奇跡的に継続して作品と向き合えたことが今でも不思議だ。春先の湯本美術展示館での個展は新作を加えて展示でき、何より故村上善男氏の作品と同じ空間に展示できた。石神の丘美術館での”印象いわてー7人の画家の表現”では普段組み合わせのない作家の方々の作品と同時展示の機会を得、光に左右される作品の難しさも感じた。作品制作から大分離れてしまったが、徐々にペースを取り戻したいといつもながら思う。そんなわけで今年観た展覧会は例年になく少なかったわけだが、レベッカホルンの作品は大規模でありながら(散漫にならず)硬質で質の高さを見せつけ改めてこの作家の力を感じた。
2010年1月号より「街もりおか」というタウン誌(所謂情報誌というよりエッセイが中心)に短いエッセイが掲載されることになり、久々に慣れない文章を作成しています。書こうと思う内容はアートに多少関係させながらも気まぐれなものになるかと思います。加盟店で見かけましたらよろしくお願いします。

2009.12.18 岩手大学写真部展 ギャラリーおでって 
2009.12.13 「ユキノシタ」高橋綾華 展 街かどギャラリー おおつか
第三回けやき「チャリティ小品展」 ギャラリースペースけやきラウンジ
集団N39 1962年―1969年 萬鉄五郎記念美術館

2009.12.12 千葉勝展 トスカーナの風に吹かれて 岩手県立美術館

2009.12.11 レベッカ・ホルン 静かな叛乱 鴉と鯨の対話 東京都現代美術館
MOTコレクション 特集展示 岡崎乾二郎 東京都現代美術館
PUBLIC'SPACE'PROJECT 大西麻貴+百田有希 東京都現代美術館 メディアコート
増子博子 個展「bonsai」 六本木ヒルズアート&デザインストア スペースA+D
医学と芸術:生命と愛の未来を探る 森美術館

2009.12.6 野生動物と生きる〜岩手のシカとクマ〜 岩手県立博物館

2009.12.5 岩渕俊彦銅版画展 クラムボン

2009.11.29 岩手県公会堂アートショウ2010 プレイベント 本田健 本田恵美 展 Art Show Case2 岩手県公会堂 公会堂ギャラリー22号室

2009.11.14 森口多里 その足跡を辿る 企画展 岩手大学附属図書館アザリアギャラリー

2009.11.8 躍動する魂のきらめき 日本の表現主義 岩手県立美術館

2009.11.6 個展 忌野清志郎の世界 仙台パルコスペース4

2009.11.3

最終日には単管パイプ、タープシートを撤去して作品だけになった。

2009.11.1 アート@つちざわ シンポジウム 表面的でないところでこの展をいろいろな角度で語られた(自然に湧いてくるように)ことはよかった。そしてこんな展覧会もそうないと思いました。
シンポジウムの中での言い回しを借りれば、ここには何も象徴的なものもなければ、スペクタクルもない。言うなればそこにもともと在るものを再認識させるとでも言うか。
作家もそのことに気づかされる・・・足をこの地の底に引きずられるような思い・・そんなことを感じつつ。

2009.10.30 アート・スクエア展 盛岡城跡公園、盛岡市観光文化交流センター おでって広場2階、ギャラリー彩園子U
アート@つちざわ 会期の最終も近づき作品を保護していた単管パイプとタープの一部を撤去した。



2009.10.23 アート@つちざわ アートナイト 大船渡出張の帰りに立ち寄る。ナビのセットを間違い、つちざわのつもりがつちぶちと設定したため遠野に着いてしまい、あわてて遠回りで土沢に着いた時は夕闇せまる17:00も回っていた。鏑八幡神社の境内は竹灯篭でライトアップされいた。本当は自分で自作のライトアップをするつもりであったが実行委員の方に点灯していただいたようだ。まあ、真っ暗闇には非力な光源であったがそれなりに試すことができ今後の参考になった。鏑用水の方面ではイルミネーションライトによる装飾をしていたが、本当は蝋燭の明かりによる燈篭がよかったのだろうが、安全性から残念な気もした。撮影しておられた緑さんと今年のアート@つちざわについてともに話した。2005年の第一回から五年が経過した今、街の姿も変化してきたが、出品する側、見る側の意識や自身を含めた環境の変化というものが展に少なからず影響をあたえているのではないかと考える。この展を意味あるものとして継続するにはより強い意志の確認と、イニシアティブをもたねばならないことで共通した意識を感じた。



ライトアップによる 2009.10.23

2009.10.15 neoteny japan ネオテニー・ジャパンー高橋コレクション 秋田県立近代美術館

2009.10.11 朝の冷え込みが日中になってもそのまま気温を上がらせない。岩手山にも冠雪を見る。アート@つちざわ出品の作品「木の間の景」も台風後やっと落ち着いた姿になった。街をウォッチングする人もだんだん増えてきているが、たぶん一日では見切れないことと思う。各展示場所の誘導の旗や表示も随時追加して下さっているのがわかる。これからが一番作品も落ち着いて見られる状態かと思う。今日は晴山地区も三回目の訪問。数こそそれほどないが味のあるエリアだ。野外展示作品は作家のメンテナンスがないとどうしても風雨に痛みが目立つがすべての状態を含めて作品としてあるのだ。晴山に向かう途中にアニアスさんの作品がある。とてもスリリングな作品だ。このまま留まっていることが信じられないような魅力がある。居合わせた緑さんと保持の心配と魅力を話した。


作品「木の間の景」280×280×310(h)cm 不織布(タイベックス)、金網、木炭他 2009
10月23日(金)のアートナイトの日に17:00〜19:00ライトアップをしようと考えています。(天候によりますが)

2009.10.8 台風18号はほぼ予想通りに列島を縦断した。その速度は多少速くはなりながらも予報図の進路をなぞった。すなわち暴風域に岩手もすっかり入ってしまった。昨夜の備えがあったから土沢入りしたのは午後7時過ぎ。天気図ではすでに台風の中心は太平洋に抜けてはいたが、強い暴風域の中であることは変わらない。まあ、道中、暗闇に沈む村々を眺めてそれほど大きな被害になっている様には見えず、雨の区域も少しの距離でも多少のむらがあるように思えた。着くまではかなり心配であったが、到着時にはタープも含めて無事であった。しかし、ここからが大変だった。太平洋に抜けた台風からの吹き返しか、東からの風が、時折暴風となって吹き荒れた。目の前でタープのハトメ部分は引きちぎれ、ポールは引き倒された。これはこの神社の裏山がたまたま東西に向いているため風の通り道になるからなのだ。大げさに言うのではなく、脚立に乗ったまま、倒されそうになる程で、暗闇の中で倒木でもあってもおかしくない危険な作業だった。強風が吹き荒れたのは数十分だったかもしれない9時前後にはだいぶ風は収まってきた。結局11時近くまで様子を見て、今晩は盛岡に戻ることとした。

2009.10.7 台風が接近している。しかもこの18号は最強のまま本土上陸しそうだ。進路もこのままだと日本を縦断する。いやなイメージばかりが頭をよぎる。最善とは言えないが、単管パイプで外側を囲むようにフレームを作り、やむなくブルーシートで包んで台風の通過を待つ。材料費も膨らんできた(台風対策)。
8日、9日は作品を見て頂くことはできなくなる見込み。


2009.10.2 土沢現地制作十三日目 明日から始まるアート@つちざわの最後の作品調整日のつもりであったが、最後の最後にまた雨。今回の制作は比較的天候には恵まれてきたが、前日の雨はいたい。大体手直しも施し、荷物の片付けをし出したあたりから本格的に雨。おまけに風も強まる。この雨は直前の実験にはなったのだが。結局風向きによってタープは十分ではなく直接雨が作品に叩きつけるように降ることがわかった。急遽、撤収するはずの2.7×1.8mシートをさらに継ぎ足す。作品表面は防水性を持たせているので少々の雨には平気だが、ああも叩きつけるように当たるのを見ると、このまま一ヶ月持つか不安になり。見た目は重苦しくなったがしかたがないか。芳名帳を置く場所を設けたが、ここもびしょ濡れ。全身ずぶ濡れになりながらの作業となる。18:30からはオープニングパーティー(ワイガヤパーティー)が商店街で行われた。そこには設置が終わり充実した(または疲れ切った)作家の姿や、参加したも作品が途中でそわそわ中座する作家、ボランティアの街の人たち、もちろん実行委員が集まった。いつもながら自然体で、いつも人を受け入れることに努力を惜しまない土沢気質が、この短い時間の中だけでも感じられた。渡辺豊重さんが「土沢には何もない。しかし一ヶ月もいると何かにとりつかれるんだよ。それが何なのか・・。そして作家はぼろぼろになる(される)。」言葉がちょっと違うかもしれないが、そんなことを言われた。まさに作家は土沢という地に自らが置かされていることを制作を通して認識し、その深みにはまっていくという感じなのだろう。それはよくわかる気がする。取りあえず作品を完成とする。作品「木の間の景」 280×280×310(h)cm 2009