過去のVOICE を見る 2010.10.1-2011.3.31



東北・関東大震災から三週間が過ぎた。3週間もたったのかという時間が止まってしまった感覚を覚える。盛岡市内もやっと今日は給油もかなり改善された様に見受けられる。しかし今日も震度4から5といった余震が続く。2011.3.31

燃料不足も多少は緩和されつつあるが午後には品切れのスタンドがほとんどで、夕方に入れようと思っても不可。加えて電力不足の影響で経済は完全に停滞している。2011.3.30


2011.3.30 3.11以来それまでの普通がすっかり価値を変えてしまった。今日訪れた花巻市東和町にある萬鉄五郎記念美術館でも館の隣にある土蔵が一部崩れ手付かずのままになっていた。土沢の街も一見変化ないようにも見えるが、壁の崩落した建物や割れたガラスなど爪あとが残る。岩手県の内陸部でも大きな影響があった今回の地震の沿岸の被害は甚大なことは離れていても想像出来る。
現在をつくる IWATE コンテンポラリーアート展 萬鉄五郎記念美術館
橋場あや展 まちテク・ギャラリー つちざわ

地震以来の燃料入手困難なため自転車通勤も取り入れる。といっても往復34kmほどあるため気を入れて走らないとならない。

"SAVE IWATE"へわずかだが支援物資を。届けてから持って行き忘れた物や、きっとこういう物が必要なのかと思い出したり。2011.3.21

今日は”SAVE IWATE"へ支援物資を届ける(被災地ではだれかは必要とすると思うので)。2011.3.20


目に見えないが気持ちでだれもが支えようとしていることが、道行人からも感じ取れる。救援物資として防寒着などを指定された近くの中学校に届けてきた。2011.3.19

けた外れの震災 あの波の先にあるものを思うと言葉がない 2011.3.11.14:50。

 このHPの作成に使用していたノートPCからHPデータをミニノートPCに移動させてみた。といってもFTPツールでデータを新しいPCに転送するだけなのだが、一旦サーバーからデータを全消去して新たに転送し直すという作業を取ったので、慎重に行わなければならない。当然バックアップも取っておいて行うが、それでも不安なものだ。大きなリンク切れはないようだが、細かな部分で関連付けがうまくいっていないところもあるようだ。今後少しずつ修正したい。
 取りあえずiPadよりも小さな10.1インチワイドディスプレイは字が当然小さいが、アドエス(WILLCOM)で慣れているせいか、やりだせば苦にならない。それよりもB5サイズほどのミニノートを持ち歩くのはある意味でINCASEのカバーで厚みを増したiPadよりもスマートで気に入りつつある。

2011.3.10 『遊遊 辛家展』 ギャラリー彩園子T
「芸美有志展」ギャラリー彩園子U

2011.2.15 2000シリーズVol.12 小笠原卓雄×斎藤由朋 ギャラリー彩園子T、U

2011.2.12第14回 いわて・きららアート・コレクション 盛岡市民文化ホール《展示ホール》
こころスケッチ〜詩と写真と絵画の作品展〜 おでって

2011.2.11 常設展示 特集 美術と宗教  岩手県立美術館
「saito kumi photographics in NOTE」 NOTE

2011.2.6 高橋忠弥 装幀展 もりおか啄木・賢治青春館 第四十八回企画展

2011.1.30 青森の不思議展 鳴海要記念陶房館

2011.1.22 日下和 ガリ版展 ひめくり

2011.1.10 TODAY'S ART TEXTILE FORMATION ギャラリー彩園子

2011.1.4 ハンス・コパー展 岩手県立美術館 
萩原恭次郎「死刑宣告」を見つけて購入。

2010.12.25 ポチ袋展 ひめくり

2010.12.23 「LOVE 桜山」写真展 サクラヤマノート NOTE
桜山人情商店街 ノーブル美容室

2010.12.20 芸術闘争論 村上隆をやっと買う。村上さんのTwitterは半端ないのであの勢いをそのまま書き留めても本になるなと思っていたが、読み始めたがそんな感じだ。村上隆と言えばセザンヌが[『サントヴィクトワール山』を描いた必然のように自分にはアニメが目の前にあったといった内容の発言がいつも思い出され、『シーンを作らねばならない』という言葉のすごみが否応にも伝わってくるのだ。

2010.12.19 常設展 特集 宇津宮功の世界  岩手県立美術館

2010.12.18 MORIOKA第一画廊常設展 
「うるしづくし」展 ひめくり
山内正宣 展 ギャラリー彩園子T
クリスマス・バロック・コンサート 岩手県立美術館グランドギャラリー

2010.12.11 田中屋画廊(弘前)に1月個展の会場確認へ。冬の合間の天気はそうないと思い出発。盛岡からは高速に乗ること約一時間半で大鰐弘前ICに雪がなければ辿り着く。あくまで雪がなければである。11月にも何もない会場を見ているが何もないと余計にイメージが湧かない気がする。今回は搬入の段取りなどを考えながら。作品を特に会場に合わせて準備しているわけでもないのであるものでどう展開するか・・。細長く奥の壁面が難しい印象。また一部くぼんだ小品を展示できそうな空間もやっかいだ。ある意味完全なホワイトキューブの方が扱いやすいのだ。加えて会場が二階であり、階段からの搬入も持ち込める作品に制限がある。紙素材や展開に柔軟性がある作品形態でないパネル作品なため。持って行って入らなかったらどうしようとか昔、銀座の画廊に搬入する時のような最近ない規制がよぎる。考えてみれば最近一階でしか個展してなかった。

2010.12.4 ハンス・コパー展 20世紀陶芸の革新 岩手県立美術館 ハンス・コパーの作品を観て驚かされるのは、現代の陶芸ではないということ。出品作品の多くがが50年代、60年代のもの。図版等ではイメージは刷り込まれていても実際の作品の実サイズに接するのはほとんど初対面に等しい。作品からは変な歴史的なポジションや伝統性の暗示は感じられず、ハンス・コパーという作家の思考そのものが陶芸のスタイルを借りてそこに組み立てられて在るような感覚を覚えるのだ。彼にとって土との交わりは新たなる思考の結合を促し意味を刷新させる崇高な関係に思えてくるのだ。


2010.11.23 NOTEにて作品を一点予約。そんなんでいいの?というお値段ですが。
沢村澄子「いろは歌」 ギャラリー彩園子T・U 沢村さんの作品は「書」をもって「絵画」を考えさせる。しかし実際「書」を返して「絵画」にすることは容易くはない。沢村さんは「何も考えていない」と言われる。実際「考えていない」ということは当たっているのかもしれない。考えていれば「書」を返して「絵画」を考えさせることは出来ないのかもしれない。この反転させる感覚のトランスフォームを生み出す「書」とは・・今回も考えさせる。

2010.11.21 清水あおい写真展 NOTE

2010.11.20 大岩洋介、伊藤次郎、高橋昌宏 写真展「日常」Photo Plus
阿部龍一 流木オブジェ展 クラムボン

2010.11.19 宇津宮功さんの『パリの絵描きの夢舞台』の出版を祝う会 ホテルニューカリーナ

2010.11.14 三上亜希子展 イラストでみる岩泉町釜津田のくらし 岩手町立石神の丘美術館


2010.11.13 村上一真写真展「アンダーグラウンド」photo plus
本田健本田恵美展 湯本美術展示館
特別企画「ひかりの公園〜心とこころが出会う場所」ヒトのかたち展 るんびにい美術館
るんびにい美術館W講演会「アウトサイダー・アートの魅力」 講師 田口ランディ 会場花巻東高校


2010.11.7 岩手大学Let'sびきんプロジェクトボーダレスアート展 旧石井県令邸

2010.11.3 美術館まつり 岩手県立美術館 百瀬寿 1970-2010

2010.11.2 @WIND展 いわてアートサポートセンター 風のギャラリー
岩手大学版画展 ギャラリー彩園子U

2010.10.31 萬鉄五郎 初期素描展−初学入門の人達に− 後期 萬鉄五郎記念美術館

2010.10.30 N2スタジオライヴ 22 中村ミナト彫刻展『tornado2010』 YELLOW PLANT GALLERY


2010.10.30 F100号とか言われても大きさがすぐに分からない。私の場合市販のキャンバス木枠は一回も使ったことがないからだ。画面サイズはその辺にある建材で決まる。概ね182cm長が基準で半分にしたり四分の一にして一辺とした正方形が多い。考えていないと言えばそれまでだが、建材サイズには合理的で無駄のない割り切りがあって良いと思っている。

2010.10.24 孤高の画家 長谷川Ringiro展 宮城県美術館
小企画展 洲之内コレクション 宮城県美術館
常設展 日本と海外の近現代美術コレクションから 宮城県美術館
せんだいメディアテーク開館10周年「いま、バリアとはなにか」 消費社会と均質化を乗り越えるアートの夢 せんだいメディアテーク6階ギャラリー
第二回 フォト・バイオグラフィー「道」 せんだいメディアテーク5階ギャラリー


2010.10.23 まとう展 tent
エコポスター展 岩手デザイナー協会展 2010 岩手県公会堂
長谷川義史絵本ライブ 岩手県公会堂

2010.10.18 一昨日は最近乗っていない自転車で花巻の湯本美術展示館までサイクリング往復。常にサイクリングは一人で行くので、ペース配分によっては帰りに体力を使いきってしまうこともある。今回は過去にも走った身近なコースであるが、自宅からは往復74Kmある。行きは向かい風で湯本に着くころには脚が言うことをきかないほど消耗。ノーストップも良くないと知りながら・・。館では小田原さんに心配してもらったが、氏のキャンピングカーに乗せてもらうわけにはいかない。館を出た頃にはにわか雨にあいコンビニで雨宿りしつつ食糧補給。こんなもんで回復したのか帰路はまったく疲れもなくノーストップでまたまた盛岡市内まで。ちょうど開催されていた鉈屋町の町屋イベントをのぞき帰宅。湯本美術展示館での高橋健太郎さんの作品はいろいろ考えさせるものだった。石や金属といった硬質で質量を伴う素材を軽やかでしなやかな手技で作品にする仕事は意外性がある。


2010.10.16 高橋健太郎展 花巻展−浮遊する場所− 湯本美術展示館


2010.10.13 岩手県立博物館開館30周年記念特別企画展 いわての漆〜縄文から現代まで 岩手に伝わる漆の文化〜 岩手県立博物館

2010.10.11 この三連休は二日間出勤のため東和町でのアート&クラフトの催しに行けなかったのが残念だ。心配された雨も吹き飛ばし、前回以上に賑やかだった様子がHPからも感じられ、良かったな〜と思う。”人”が”人”を呼ぶことの可能性を、あの街を通り抜けた者は皆意識の中に感じたことと思う。

2010.10.9 岩手県立美術館常設展関連講座 本田 健をとりまく三つの講座 対談2「ちょっと離れて考える現代アート」 出演 山口裕美氏(アートプロデューサー)+本田健氏
終了後に知り合いの作家も「とても刺激的だった」と語っていたが、作品を観ているだけでは気がつかない作家の言葉は奥深く届くものだ。本田さんはおそらく相当に計算しながら「絵画」を実験している。その実験はしっかりと着地点を見失わない細心の注意をはらって行われる。絵画になり過ぎないというようなニュアンスで語っていたことも印象的だった。一見、本田さんの作品は写真を拡大したような絵画のように見えるし、絵画を拡大した写真のようにも見える。徹底した写実表現のようで、その絵画表面は極めて均質で、部分的に見るとミニマルな繰り返しの集積にさえ思えてくる。この二重性が綿密に計算されているように思う。新たな展開の模索は作家にとっては”危険”と隣り合わせなのだと思うが、その均衡を本田さんはリスクを計りながら試みているように思えた。


荒屋満男 NOISE 展 小野嵜拓哉  展 ギャラリー彩園子T、U この日は荒屋さん、小野嵜さんと久々に少しお話ができた。荒屋さんの今回の出品作は以前の作品で個人的に強いインパクトを受けた絵画の所謂枠組みから外に展開された一連のキャンバスとブリキを連結させた様な作品にも見られたような絵画の拡がりの様なものを暗示させる作品だった。また、小野嵜さんの今回の作品は、何か強いものを掴んでいるように感じられた。それは大作よりも小さめの絵具をペインティングナイフで擦りながら消していくような仕草に見える気がした。本人は迷いの中にあるというようなニュアンスで話していたが、そういう真摯な姿勢がまた絵を変えてゆくのだろう。

2010.10.5 荒屋満男 NOISE 展 小野嵜拓哉  展 ギャラリー彩園子T、U

.10人の出品作家のうち9人が参加した工房”親”でのギャラリートークはいろいろな意味でおもしろかった。テーマは絵画論 絵画のサイズ・絵画のイメージ。簡単なようで結論の出ないテーマは自分も含めて実にパーソナルな規定による部分が大きい。このことは本来的な意味で絵画が成立するサイズに照準を向け、さらにそこに立ち現れるイメージとの関係を論じる前にすとんと幕が下ろされた感じである。つまりそれぞれの作品において絶対的なサイズがあるのかという問を、どこかで物理的制約や諸々の後付けの条件に取って変えている感がある。絶対的な作品のサイズは私個人においては、振れの幅がある気がする。それは手法によるところからくると言える。だから大きくも小さくも変え得ると今時点では考える。

2010.10.3 アントワープ王立美術館コレクション展 アンソールからマグリットへ ベルギー近代美術の殿堂 東京オペラシティアートギャラリー

幻想の回廊 東京オペラシティコレクションより 東京オペラシティアートギャラリー

川見俊展 東京オペラシティ4Fコリドール

藤田嗣治作品展 ギャラリーSHIRAISHI

2010.10.2 三菱一号館美術館開館記念展〈U〉三菱が夢見た美術館 岩崎家と三菱ゆかりのコレクション 三菱一号館美術館

ラヴズ・ボディ−生と性を巡る表現 東京都写真美術館

私を見て!ヌードポートレイト 東京都写真美術館

Ymene(イメネ)高木正勝展 山本現代ギャラリー

絵画のサイズ・絵画のイメージ 10人の視覚提言 出品作家によるトークショー 工房”親”  私も出品者として出席。10人の出品者のうち9人が出席と言うのは出席率が良い。今回まったく何を話すか考えず参加したが、考えたとしても結論の出ない難しいテーマだと思う。つまるところ各作家、絵画におけるサイズの捉え方は個々の現実的な条件によるところが制作においては大きいようだ。そう言えば簡単だが、最初に「絵画」ありきというところから絵画を論じる危うさはどこかで私も認めるところだ。ギャラリーが用意したこのテーマは、まずはサイズ決定について各作家の経験を出してもらいながら、今回のように規定されたサイズで描くことの違いや発見を引き出すことにあるのだろう。現実的なサイズ規定について考えることはどこかでここで語られるべき根本論につながる道を避けられないだろうし、つながらねばならないだろう。さらに「絵画におけるイメージ」の問題に言及することで論点はより多重なループ構造になっている。出品作家の発言は多くはサイズがもたらす現実的な制作上の制約、後付け(一般建材のサイズからや一般家屋のサイズ等)のサイズ決定といった極めて直接的なものが自分を含めて多かったのは意外な様な最もなような気がした。しかし答えの背後に常にここでふれるべき多くの「絵画」をとりまく問題があることを忘れてはならない。また、絵画の厚さについての質問があり、これに対する作家の返答が興味深かった(その作品は大きな作品は厚みがなく、小さな作品が意図的に厚く制作された)。

2010.10.1 追憶の町から 杉本さやか画展 ギャラリー彩園子