過去のVOICEより 2011.10.1-2012.3.31


2012.3.31 3月末とは言え、まだまだ寒さが残る岩手は、これから半月で飛躍的に季節が進む。石神の丘での打ち合わせの帰り、小雨が雪に変わった。

2012.3.30 一進一退の制作。今日は一瞬先が見える瞬間があった。制作は単純な行為の繰り返しだと思っているが、わずかな変更を加えることがどれだけ変化をもたらすか実感した。

2012.3.27 石神の丘での展示まで一カ月となり、さすがに期限をきめて制作しなければならなくなった。それなのに後退するようなことをやってしまう。壊れやすい脆弱さのなかに常に作品は在る。

2012.3.26 早いもので石神の丘美術館での展覧会まで一カ月となった。現在は、平面作品を数点平行して制作しているが、どれも完成には程遠く、このまま全部完成できなかったらという思いがつのる。そもそも完成という定義が自分の中でもあってないようなところがあるのだが、今回ばかりはそうは言ってられない。限られた時間の中で完成を意識して描くことになる。それにしても作品の”完成”とは・・・。

2012.3.4 アートのチカラ、いわてのタカラ 一年後のIMA 希望への絵画 岩手県立美術館

2012.3.1 屋外展示 岩手町立石神の丘美術館 ほんのわずかに標高が上がるだけなのに、ラベンダー園に通じる屋外展示場はまだ雪に覆われていた。しかし今日の日差しは完全に春のものだった。この時期の野外展示場を訪れたのは初めてだったが雪のの起伏に沿って歩く彫刻ウォッチングも格別であることを知る。

2012.2.27 グランド・ギャラリーでの「木の間の景」解体作業。岩手県立美術館 長い期間、美術館のエントランスで作品を公開させていただけたことに重ねて感謝したい。公開制作の日々が一週間も続いたのに、分解は思いのほか早いのには自分でも驚いた。

2012.2.26 岩手県立美術館 「私たちがIMA在ること」展最終日。

2012.2.23 美術屋 百兵衛 NO.20に岩手県立美術館レストラン・パティオが紹介されております。そして出品中(2月26日まで)の「私たちがIMA在ること」展情報が写真入りで載っています。ワンコイン500円で買える充実の内容。初めてamazonで見つけて入手しました。

2012.2.16 岩手県立美術館 常設展 第四期

2012.2.12 第15回 いわて・きららアート・コレクション 2012 盛岡市民文化ホール 

2012.2.9 岩手県立美術館

2012.2.5 岩手県立美術館 「私たちがIMA在ること」展 
常設展 第4期 東京国立近代美術館所蔵《裸体美人》など5点特別公開

2012.2.1 岩手県立美術館 常設展 第4期 東京国立近代美術館所蔵《裸体美人》など5点特別公開

2012.1.29 あきたアートプロジェクト 東北を開く神話 第一章 鴻池朋子と40組の作家たちが謎の呪文で秋田の古層を発掘する秋田県立美術館 美術ホール
新県立美術館PR企画事業  美術館の新たな可能性を求めてー藤田嗣治へのオマージュ 鼎談 高階秀爾 山梨絵美子 鴻池朋子 秋田県立美術館 2階 大展示室

2012.1.25 岩手県立美術館

2012.1.22 没後150年 歌川国芳展 後期 森美術館
樋口佳絵 I'm here A/D GALLERY

2012.1.21 長谷川誠によるワークショップ 14:00− Extending Media −削る・縫う・掻く−展 工房”親
ご参加いただいた方々ありがとうございました。

昨日(1月21日)は長谷川誠によるワークショップを無事に終えることができました。工房”親”さんでの私が普段平面作品を制作する同じ条件で技法を体験していただく試みでしたが、あらためて自分でも道具や素材について再考する機会となりました。スタイラスによる技法では使う道具が同じでも微妙に条件が変化するため決して同じ結果にならないことも自分自身を悩ませる部分であったりします。

2012.1.18 岩手県立美術館

2012.1.4 佐藤潤 絵画展 −動物を描く、自然と語らう。− ギャラリーカワトク

2012.1.13 松井冬子展 世界中の子と友達になれる 横浜美術館
Extending Media −削る・縫う・掻く− 作品展示作業 工房”親”にて

2012.1.12 写真の飛躍 東京都写真美術館
見えない世界のみつめ方 東京都写真美術館

2012.1.9 時代のよそおい展 秋田県立近代美術館
日本画の風景

2012.1.8 アーティストトーク 14:00−15:30 一時間半という長時間、最後までお付き合いいただき感謝です。

2012.12.17 岩手県立美術館での「私たちがIMA 在ること」展 明日開幕。
広い岩手県立美術館企画展示室の空間に七人の作品は独立しても見えるし、個々の作家の作品が心地よく重なり合いながら連続しても見える。面白い展示になったのではないかと思っている。

2012.1.4 岩手県立美術館「木の間の景」(再制作)チェック。

2011.12.28 岩手県立美術館にて公開制作していた「木の間の景」再制作をここで終了とした。細かなところでは直したい部分もあるが、時間的にもリミットなことと、もともと外でインスタレーションした作品であったので、美術館の硬質な空間の中では、最初につくった状態と違って見えるのは当然であり、どこかでは許容しなければならない。しかし自然光の降り注ぐ広大な空間での作品の見え方は、また自然の中での作品とは別の留まり方をまた教えてくれた。今回の展示の機会をいただいたことに感謝したい。

2011.12.25 私たちがIMA在ること展 岩手県立美術館 グランド・ギャラリーでの公開制作七日目。大まかな作業が終わり、表面の凹凸の処理や継ぎ目の修復。実際的にはかなりいいかげんにやっているように見えるかもしれない。対象を忠実に再現してもしょうがない。要は新しい視覚を手に入れるため。ホールで上映のレベッカ・ホルンをほんの少しのぞく。レベッカ・ホルンの言葉から見えるものは多い。次回の公開制作は28日を予定している。

2011.12.24 私たちがIMA在ること展 岩手県立美術館 グランド・ギャラリーでの公開制作六日目。ついに五段目という未知の高さに到達した。まだまだ表面の修正が残っているが、姿だけは目標のものになった。紙という脆弱な素材を用いながらも建築的な土台を持たせることで、人のスケールを越えた作品にしたいのだ。

2011.12.23 私たちがIMA在ること展 岩手県立美術館 グランド・ギャラリーでの公開制作五日目。二日間のオフによって迷わず最終的な高さを出す方向に切り替えた。4Mの高さまで、一人ですべて作業している。効率はわるいが、自分の作業速度が大事なのだ。
今日は、軽さを重視した五段目パーツの一つを四段目の上に接続した。16:00からはキャンドルナイト&西村康信 氏ピアノコンサートを聴きながら。

2011.12.19 私たちがIMA在ること展 岩手県立美術館 グランド・ギャラリーでの公開制作四日目。高さを出すあまりにバランスに微妙なずれが出てしまった。二年前に土沢で制作した際も三段目で同様な問題があった。今日は応急に修復も試みたが、次回に一段、解体して修正したいとも思う。土の上で制作した二年前と石の床の上で制作する今回では、思いがけない誤差が生じるのかもしれない。

2011.12.18 私たちがIMA在ること展 岩手県立美術館 グランド・ギャラリーでの公開制作三日目。グランド・ギャラリーでの作業は思ったより計画通りに進んでいる。計画自体がスローなので、傍目からは進んでいるように見えないかもしれないが。今日で三段目まで積み上げることができた。

2011.12.17 私たちがIMA在ること展 岩手県立美術館 展示作業。主に立体作品の位置決めと照明合わせ。平面作品の照明は、コントラストをつけすぎずにやわらかな風合いが出せたと思う。白い作品が光源によって色味が左右されずに白さが出せたのではないかと思っている。立体作品はスポットが重要であるが、十分調整していただき感謝している。
 グランド・ギャラリーでの現地作業は二日目。二段目まで高さを出したが、明日フォルムを含めて調整する。

2011.12.16 私たちがIMA在ること展 岩手県立美術館での展示立ち合い。当初予定していた作品の配列を再検討し、立体作品と平面作品の視線の重なりを考えてみることに。立体作品については明日、最終調整したいところだ。
 また、グランド・ギャラリーでの「木の間の景」再制作(現地制作)の一日目。あの空間に立体でも平面でも置くことの難しさは想像に余りある。場所決めと一段目の途中まで作業したが、時間をかけて新たにあの場所に定着させる気持ちで臨むつもりだ。

2011.12.11 雪が積もる前の最後だろうか、ほんのわずかな時間土沢でフィールドワーク。杉の葉拾いは、冬の強風の後が狙い目であるとは聞いた通りである。しかし、外での作業はそろそろ限界だろう。

2011.12.4 土沢での作業。12月18日から始まる”私たちが(いま)IMA在ること”展(岩手県立美術館)に向けてフィールドワーク。強風の中一時間ばかりであったが。

2011..12.3 ちばさなえ 過去未来点 Cyg アートギャラリー レセプションパーティー

2011.12.2 平成23年度 第V期 アート・リポート・アキタ2011コレクション展 日本画の風景 深山不人知 風来微葉音 秋田県立近代美術館

常設展 ギャラリー彩園子

2011.11.30 伊藤由美子 木版画展 六分儀

2011.11.29 コレクションによるテーマ展 親子で楽しむ版画展 石神の丘美術館

2011.11.17 生誕100年 森本仁平展 一関市博物館
土沢での制作を一時間半ばかり行う。鏑八幡神社にて。

2011.11.26 フォーラム 「震災と芸術」 吉増剛造 酒井忠康 原田光  岩手県立美術館
アートのチカラ、いわてのタカラ いわて美術の歴史 展 岩手県立美術館

2011.11.25 斉藤貴 写真展 クラムボン

2011.11.23 常設展 ギャラリー彩園子
北歩美写真展 photo plus
わずかながら土沢での作業を行う。

2011.11.8 常設展 MORIOKA第一画廊 最も初期に制作したNORTH WINDシリーズの拙作がまだ四点中、三点展示されていた。知っている人には懐かしい作品だと思うし、自分にとっても原点のような大事な作品だった。
常設展 ギャラリー彩園子

2011.11.5 田村晴樹水彩画展 ギャラリー彩園子T 2011岩手大学版画展 ギャラリー彩園子U
〜即興ライブパフォーマンス〜「音と映像−共鳴−」森永ミルクセンター奥倉庫

昨日と今日と土沢での現地制作を行う。相変わらず鏑神社にいると気持ちが落ち着く。そう言えば数人つられて裏山まで登ってこられた方も、異口同音にこの場所には何かを感じるとおっしゃっていた。

2011.11.3 岩手県立美術館祭り
土沢鏑八幡神社裏山にて現地制作を久hしぶりに行う。2年前にこの場所でフロッタージュした作品は解体して搬出したが、その後の管理状態も悪く下部のフロタージュが不鮮明になったため部分的に再度試みる。来年にかけて再現する可能性が出てきたため可能か準備に入る。夜は作品の補修のため葉山から土沢入りしている作家の神山さんやそのご友人らと食事。

2011.10.30 鳩岡(酒店)ギャラリー 佐藤幸吉・工作展

2011.10.29 庭園アートフェスタ〜現代美術と歴史の対話〜 盛岡市中央公民館
杉本さやか画展 巴里冬日 ギャラリー彩園子
アート@つちざわ 花巻市東和町土沢 三週間が経過した。抜けた杉っ葉を補充しようと鏑八幡神社裏山を歩くが、今日は全くと言っていいほど緑の杉っ葉が落ちていなかった。上部から吊り下げているため自重で少し変形してきたが、補正するワイヤーでも入れないと応急には直せなかった。後一週間なのでこのまま様子を見ることにする。芳名帳を照らすバッテリーライトの電池交換も行った時は行っている。陽の落ちるのが早まり四時以降は作品が見えづらくなる会場もあるなか、私が展示している猿舘酒店さんは無休で朝早くから夕方遅くまで何から何までお世話になっている。音響機器のON,OFFまでやっていただいている。

2011.10.23 「吉増剛造のシネマ弁士」 千葉土蔵 

2011.10.22 土沢へ短時間滞在。

2011.10.20 いわて 美術の歴史展ーコレクションを中心に− 岩手県立美術館
常設展 第3期展示 前期 岩手県立美術館

2011.10.19 藤井勉展 石神の丘美術館

2011.10.15‐16 アート@つちざわ 光源の調整や杉っ葉拾い。短時間のためであるが滝沢‐東和間を移動。「土澤盆栽」というテーマで現地制作を続ける細密画の作家増子博子さんと再びお話。土沢では現地で制作することからどこか離れない様に私も鏑神社の裏山を今日も彷徨う。
諄子美術館企画2011.3.11〜展に出品した作品をたんのそのこさんの搬出に便乗して運んできていただいた。お世話になりました。細密に描く表現方法は、最近、小さ目の作品ではよくやっているが、描線の密度の問題よりも均一性に意識が向かっているのだろう。

2011.10..10 アート@つちざわ 土沢地区、晴山地区をだいぶ回って見られた。
晴天が続く土沢。晴山地区の景色も素晴らしい。
 「土沢」の風景というものは、私たちが失くしたものがあるようで、自分の感覚ではあるはずのものがないようなそんな感覚を今回も投げかけてくれる。
 遅い昼食に訪れた晴山地区の中華やさんは5時半まで休憩時間とのこと。残念。ここにもゆっくりとした当たり前の日常が流れている。

2011.10.9 土沢より戻る。いろいろ今回のアート@つちざわには考えることがあったが、自分の展示は今日で調整もほぼ終える。光と音を用いたことで特に音響の不備があったりで整えるまでには時間を要した。

書き出すと長くなりそうだが、最後まで結論が出なかったのは、今回の展示場所である猿舘酒店さんの店舗奥の通路にある”日常”を隠すかという問題であった。6日までは作品の中に含まれる通路に置かれている様々な日用品をそのまま見せるだった。その中には今は使っていない酒の配達用のバイクや店の瓦版(看板)などなど。それらの日常を隠すことはずっとこの空間と向き合っていて譲れない部分であった。しかし暗い空間ではあるが、外光の入る状態で光も要素とした今回の作品においては、周囲が妙に気になる瞬間がどうしてもあり、7日夕方に大工さんにも手伝ってもらい270cm高さの段ボールシート6枚で壁をつくることに最終的になった。

「2011.3.11〜展」 諄子美術館

2011.10.5 アート@つちざわの展示にかけられる日は一日となった。作品自体はほぼ出来ているのだが、展示させていただく空間が日常の生活空間そのままを保持させるか、覆い隠してしまうかやはり葛藤がある。しかしお互いの強度を強めあうことが今回の展示においては重要に感じる。

2011.10.4 猿館酒店での作業。日常の中に作品を設置することの面白さと難しさ、その両面を経験させられる今回の展示。日常生活を覆い隠して作品を見せるよりも両者が強めあうことの方を取る。

2011.10.3 間が開いてしまったアート@土沢以外の作品を再開。

2011.10.2 猿舘酒店で作業。

2011.9.30-10.1 ついに10月に入ってしまった。天候も一気に秋めき、今日は厚いフリーズを着込むほどになった。特にそう感じるのも今回展示場所である猿舘酒店さんの半外状態の廊下で外光をシャットアウトして作業しているからなのかもしれない。集めた杉っ葉はほぼ使い果たした。地道な作業はおおまかには今日までにしてあとはどう見せるかに時間を使いたい。