〜Le Monde〜 水彩風景画の簡単な描き方
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ベイナック城遠景

作品情報:


フランスのベイナック城という古城です。
私にしては空の青が鮮やかです。
写真を見た瞬間にピンと来たので一気に描き上げました。


使用画材:


絵の具:
ホルべイン
ヌーベルプチカラー


紙:
B6画用紙(図形印刷)


筆:
ミニリセーブル6号(ホルべイン)


ペン:
ピグマ0.05


制作ポイント:


雰囲気と勢いを重視して描いたので細かい描写は一切していません。
大まかな線で下描きし、デザインペンで仕上げ、一気に塗りました。
この絵は珍しく混色も控えめにし、絵具のもともとの色を生かしています。
あっさりとした風味を出すため、重ね塗りは少量にとどめています。
もちろん元の写真はこんな色合いではありませんが、フランスというと青い空のイメージがあるので、 空を若干明るめの色合いに。
この青はウルトラマリン(ホルべイン)とブルー(ヌーベル)の混色です。


遠景の城の壁は石材のベージュの濃淡なのですが、ちょっと色合いの風味を変化させています。
実際の城がこんな色合いだったら妙でしょうけれど、絵だとしっくりくるのだから不思議です。
全体的に鮮やか目にしてみました(私にしては、ですが)。


正確に測っていませんが描き始めてから描き上げるまで20分くらいだったように記憶しています。
ピンと来るものがあったら勢いでそのまま描いたほうが良いようです。
深く考えずに夢中で筆の赴くままに色を付けました。
風景スケッチというより色のついたラフ画、もしくはクロッキーといったほうが良いかもしれません。


私らしくない絵ではありますが、気に入っている絵です。
また、今のところ一番評価が良かった絵でもあります。
感じたものをあれこれ手を加えないで一気にそのまま描いたのが良かったのかもしれません。


※この絵は販売済みとなっております



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