〜Le Monde〜 水彩風景画の簡単な描き方
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花の聖母寺院

作品情報:


フィレンツェの風景に欠かせないドゥオモ、花の聖母寺院です。
遠くから見ると白い壁ですが、近くで見ると緑やピンクの石材で模様が描かれています。
イタリアらしいというか、明るく綺麗な建物です。
何年も前にイタリアへ行ってきたときに撮ってきた写真を見ながら描きました。


使用画材:


絵の具:
ホルべイン
ヌーベルプチカラー


紙:
クレスター水彩用紙(F4)


筆:
ミニリセーブル4号・8号(ホルべイン)



制作ポイント:


とにかく白が美しい建物ですので、陰影はあまり暗くしません。
実際は非常に細かい模様で、特に聖堂の入り口(左の部分)の建物は、 聖人等の像で埋め尽くされていますし、バラ窓まであります。
あまり細かく描いても仕方ないのでここではざっと形を影でしるすだけにとどめました。


白い建物はまず塗り残して紙の白さを最後までとっておきます。
完成時に薄い影の色を大き目の筆でおおまかにつけて出来上がりです。
白さを表すため、影は薄めにし、特に暗い部分もわずかにとどめました。


ドームの色ですが、茶色とオレンジの中間の色合いです。
実際に見ると全体に光が当たって一色のベタに見えるのですが、 ここでは雰囲気を出すため、あえて色味を変化させました。
塗り方ですが、まずオレンジを紙に広げます。
そこへ、明るい部分は黄色をおいてにじませ、暗い部分は茶色形の混色を置いてにじませます。
つまり紙の上でボカシを利用して自然に混色させます。
これで水彩画らしい色のにじみと色むらの雰囲気が出せたと思います。


この絵は、すさまじく急いで描いた絵です。
ある日の夜、町の文化祭実行委員の方から電話があり、 明日からの文化祭に作品数が足りないので何でもいいから出品してくれ、と言われ、急遽作成しました。
夜のうちに描いて次の朝には額装して持って行きました。
ですのでクロッキーまがいの描き方をしています。


他にも一度この建物はイタリアから帰国後に簡単に鉛筆スケッチで描いています。
これもかなりざっとした絵ですが、鉛筆だけでざっくり描いた絵もなかなか良かったです。


ひとことメッセージ



  
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